パーキンソン病とは?
2025.05.23
各種疾患の情報があつまるウェブサイト。
気になる症状や疾患名から情報が探せます。
パーキンソン病は65歳以上では約100人に1人の割合でみられると言われていますが、初期症状が加齢によるものと似ているため見過ごされやすい進行性の疾患です。この動画では、日常生活に潜むパーキンソン病の初期症状について分かりやすく解説しています。
A1. 脳の黒質という部分で作られるドパミンという物質が不足することで、脳の指令がうまく伝わらなくなり、徐々に身体の動きが鈍くなる病気です。
詳しい発症の原因は、まだ明らかになっていません。
A2. 主な症状として、何もしていない時に手足がふるえる、筋肉がこわばる、動きが遅くなるなどが挙げられます。
具体的には、歩くのが遅くなったり、指先がこわばってボタンが上手く留められなくなったりします。
A3. はい。運動機能の低下以外にも、便秘や頻尿、立ちくらみ、もの忘れ、においを感じない、眠れない、疲れやすい、気分の落ち込みといった非運動症状がみられることもあります。
A4. 不足しているドパミンのはたらきを補う薬を飲むことと、ストレッチや歩行訓練、話し方の訓練といったリハビリテーションを組み合わせて行うことが基本です。
これにより病気の進行をゆるやかにしたり、生活の質を維持・改善したりすることにつながります。
A5. 日常の違和感を気のせいだと放置せず、できるだけ早く脳神経内科を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
監修:済生会熊本病院 脳神経内科 医長 神宮隆臣 先生
パーキンソン病は、脳の黒質というところで作られている「ドパミン」とよばれる物質が不足することで起こる病気です。
50歳~65歳で発症することが多く、65歳以上では約100人に1人といわれています。
ドパミンは、神経細胞から神経細胞に情報を伝える物質のひとつで、脳からの指令を筋肉に伝えるためには、ドパミンが必要です。ドパミンが不足すると、脳の指令がうまく伝わらなくなり、徐々に身体の動きが鈍くなります。
パーキンソン病の主な運動症状として、手足がふるえる、動きが遅くなる・小さくなる、筋肉がこわばる、身体のバランスが悪くなることがあります。これらは、「パーキンソニズム」ともよばれるパーキンソン病に特徴的な症状ですが、加齢による運動能力の低下として見過ごされることもあります。
また、脳や神経の他の病気や薬の副作用(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症、レビー小体型認知症、脳血管性パーキンソン症候群、薬剤性パーキンソン症候群)であらわれる症状とも区別がつきにくいです。
運動症状以外にも、便秘、頻尿、立ちくらみ、もの忘れ、においを感じない、眠れない、疲れやすい、気分が落ち込むといった非運動症状がみられることもあります。
人によって症状はさまざまですが、パーキンソン病の治療は、不足しているドパミンのはたらきを補う薬を飲むことと、ストレッチや歩行訓練、話し方の訓練といったリハビリテーションが基本です。これらをあわせて行うことによって、病気の進行をゆるやかにしたり、生活の質を維持・改善したりすることにつながります。
パーキンソン病は進行性のため、できるだけ早く病気をみつけて、適切な治療を始めることが重要です。気になる症状がある方は、早めに脳神経内科を受診しましょう。