パーキンソン病とは?

要点まとめ

  • パーキンソン病は、脳内のドパミン不足で起こる進行性の病気です。50〜65歳で発症しやすく、65歳以上では約100人に1人の割合でみられると言われています。
  • 手足の震えなどの運動症状や、便秘・不眠などの非運動症状が現れます。
  • 加齢による衰えと見過ごされがちですが、進行性のため早期発見と治療が重要です。
  • 治療法は、ドパミンの働きを補う薬の服用と、ストレッチ等のリハビリテーションが基本です。

概 要

パーキンソン病は65歳以上の約100人に1人がかかっているとされており、高齢になるほど発症しやすい病気です。この動画では、ドパミン不足による発症メカニズムや見過ごされがちな症状、進行を緩やかにする治療法など、パーキンソン病について詳しく解説しています。

FAQ

Q1. パーキンソン病の原因は何ですか?

A1. 脳の黒質で作られるドパミンの不足が原因です。ドパミンが減ると脳からの指令が筋肉に伝わらず、動きが鈍くなります。

詳しい発症の原因は、まだ明らかになっていません。

Q2. どのような症状が現れますか?

A2. 手足の震えや筋肉のこわばりといった運動症状や便秘、不眠などの非運動症状が現れます。

非運動症状は、運動症状が現れる前にみられることもあります。

Q3. 症状には気づきやすいですか?

A3. 加齢による運動機能の低下や他の病気と区別がつきにくく、見過ごされがちです。

日常の小さな違和感に注意することが大切です。

Q4. どのような治療が行われますか?

A4. ドパミンの働きを補う薬の服用と、ストレッチなどのリハビリテーションが基本です。

進行を緩やかにしたり、生活の質を維持したりすることに繋がります。

更に詳しく知る

疾患情報詳細

監修:済生会熊本病院 脳神経内科 医長 神宮隆臣 先生

パーキンソン病は、脳の黒質というところで作られている「ドパミン」とよばれる物質が不足することで起こる病気です。
50歳~65歳で発症することが多く、65歳以上では約100人に1人といわれています。

ドパミンは、神経細胞から神経細胞に情報を伝える物質のひとつで、脳からの指令を筋肉に伝えるためには、ドパミンが必要です。ドパミンが不足すると、脳の指令がうまく伝わらなくなり、徐々に身体の動きが鈍くなります。

パーキンソン病の主な運動症状として、手足がふるえる、動きが遅くなる・小さくなる、筋肉がこわばる、身体のバランスが悪くなることがあります。これらは、「パーキンソニズム」ともよばれるパーキンソン病に特徴的な症状ですが、加齢による運動能力の低下として見過ごされることもあります。

また、脳や神経の他の病気や薬の副作用(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症、レビー小体型認知症、脳血管性パーキンソン症候群、薬剤性パーキンソン症候群)であらわれる症状とも区別がつきにくいです。

運動症状以外にも、便秘、頻尿、立ちくらみ、もの忘れ、においを感じない、眠れない、疲れやすい、気分が落ち込むといった非運動症状がみられることもあります。

人によって症状はさまざまですが、パーキンソン病の治療は、不足しているドパミンのはたらきを補う薬を飲むことと、ストレッチや歩行訓練、話し方の訓練といったリハビリテーションが基本です。これらをあわせて行うことによって、病気の進行をゆるやかにしたり、生活の質を維持・改善したりすることにつながります。

パーキンソン病は進行性のため、できるだけ早く病気をみつけて、適切な治療を始めることが重要です。気になる症状がある方は、早めに脳神経内科を受診しましょう。

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