要点まとめ
- 長引く咳や痰、ゼーゼーするなどの症状は、気管支拡張症のサインかもしれません。
- 気管支拡張症は、肺の中の空気の通り道である気管支の構造が壊れて広がり、痰がたまりやすくなることで炎症を繰り返しやすくなる病気です。
- 「ただの風邪」と軽視せず、症状が続く場合は早期の医療機関受診を検討しましょう。
概 要
気管支拡張症は、慢性的な咳や痰をきっかけに見つかることがある病気です。症状を放置することで悪化する可能性があるため早期の発見と適切なケアが重要です。この動画では、気管支拡張症について分かりやすく解説しています。
FAQ
Q1. 気管支拡張症とはどのような病気ですか?
Q1. 気管支拡張症とはどのような病気ですか?
A1. 気管支拡張症は、肺の中にある空気の通り道である気管支が、通常よりも広がった状態になる病気です。
広がった気管支には痰がたまりやすくなり、そこに菌やカビが増殖することで炎症を繰り返すようになります。単に風邪が長引いているように感じることもあるため、症状が続く場合は早めに医療機関へ相談することが重要となります。
Q2. どのような症状があれば気管支拡張症を疑うべきですか?
Q2. どのような症状があれば気管支拡張症を疑うべきですか?
A2. 主な症状としては、慢性的に長引く咳、痰、息切れなどが挙げられます。
これらの症状は「ただの風邪」と思われがちですが、症状がなかなか改善しない場合は、気管支拡張症の可能性を疑い、専門医への相談を検討することが大切です。
Q3. 気管支拡張症はどのように診断され、早期発見のメリットは何ですか?
Q3. 気管支拡張症はどのように診断され、早期発見のメリットは何ですか?
A3. 気管支拡張症の診断には、主にCT検査やX線検査などの画像検査が行われ、気管支の状態を詳細に確認し、気管支が拡張しているかどうか調べます。
まだ初期の段階で病気の状態を把握できれば、重症化を防ぐための適切な治療やケアを早期に開始しやすくなります。気になる症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。
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疾患情報詳細
疾患情報詳細
監修:うぐいす在宅診療所 医師 稲葉 龍之介 先生
気管支拡張症は、何らかの原因で気管支が拡張したまま元に戻らなくなる病気です。拡張した気管支に、細菌やカビが増殖して炎症を引き起こし、感染が慢性化することにより病状が進行します。
原因となる病気には、肺結核、肺非結核性抗酸菌症、細菌やウイルスによる肺炎、原発性免疫不全症候群、そのほか先天性の病気などが挙げられますが、原因が特定できないこともあります。
マクロライド系抗菌薬による治療法などの普及によって一時は発生頻度が減少しましたが、CT検査の普及や肺非結核性抗酸菌症の増加の影響もあり、最近では発生頻度が増加し、再び世界的に重要な病気と位置付けられています。有病率は年齢が上がるとともに上昇し、とくに女性に多く見られます。
主な症状は、「咳」や「痰」で、進行に伴って「息苦しさ」や「だるさ」などを自覚することもあります。また、中には「血痰」や「喀血」が見られることもあります。
診断のための検査として、「胸部X線検査」や「胸部CT検査」が行われます。感染が疑われる場合は、原因菌を調べるために、「痰の培養検査」や「気管支鏡検査」を行います。
気管支拡張症の主な治療法は、以下の通りです。
・マクロライド系抗菌薬を少量・長期投与して炎症を抑え、症状軽減や進行抑制を行う。
・去痰薬や体位去痰法を含めた呼吸リハビリテーションを行い、痰を排出しやすくする。
・気管支炎や肺炎を合併した場合は、原因菌に応じた抗菌薬を投与する。
・血痰が見られる場合、止血剤を使用し、効果がない場合や喀血を引き起こした場合には、血管造影検査で原因となる血管を調べたうえで、血管を塞ぐ治療を行う。
気管支拡張症は細菌やウイルスに感染することで病状が悪化・進行します。特に、冬にはインフルエンザをはじめとする様々な感染症が流行するので、予防接種や手洗い・うがい、マスクなどで感染対策に努めることが重要です。
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